天鵞絨色のエトセトラ ~Velvet-colored Etosetra~

天鵞絨色のエトセトラ ~Velvet-colored Etosetra~

課題レポートより頑張れている気がします。

町中にキミを見せびらかすから ~2023秋 週末パス 1~

お疲れ様です。さいがきです。ちょっと前まで暑くて死にそうだったのに急に冷えてゴミですね。風邪ひきますよ。本当に。さて、今回はまたしても新潟に行ってきたのでその記事です。酒のためなら何度でも新潟行きます。まあ今回は何がメインだったのか自分でも分かりませんが、まあ楽しかったのでなんでもいいね。それではどうぞ~。

 

なぜか画像が小さがったので無理矢理引き伸ばしました。清々しい朝の日進駅です。三連休初日は新潟のビッカメで案件があるのでそちらを目指します。大宮から高崎線グリーン車に乗りました。

座れたのは上尾からでした。

これで高崎を目指します。高崎線は私のかつての通学路線であったのでまあ愛着はあるのですが、沿線は変化に乏しいので、徐々に畑ばっかになる下りは特に単調に映ってしまうんですよね。

鴻巣手前からずっとこんな感じ。倉賀野の先くらいまでこれが続きます。


熊谷で結構空きました。土曜朝の高崎線下りはハイキングに行くおじいおばあで結構込みますが、熊谷からはみんな揃って秩鉄なので熊谷以北はだいぶ空いてきます。

籠原で解結作業を待ちます。今更連結・解結作業を見に行くのもあれなので車内で魔剤飲んでました。

群馬県に入って新町です。中山道の宿場町由来のまちで、藤岡市との合併協議が決裂したため、2006年に高崎市と合併し、現在は同市の飛び地となっています。ちなみに高崎市には「新町(あら-まち)」という地名がありました*1が、新町が高崎市に吸収された際に「あら町」に改められました。高崎経済大学の受験の帰りに親に迎えに来てもらったのですが*2、その時にあら町交差点を見かけて「なんでひらがななんだろう...」と思っていたので、思わぬ形で謎が解けました。

八高線と合流し、烏川を渡って、いよいよ高崎市街に入ります。もうじき終点の高崎です。大宮から高崎までだとさすがに遠かったですね...

高崎に着きました。向かいにいるSLレトロぐんまみなかみに乗って水上に行きます。

黄色と黒の陰キャが私です。

若干D51を期待しましたが、牽引機はC61でした。

お見送りセレモニーもやっていました。ちなみに新幹線の接続待ちで6分遅れで発車しました。

地味にすき。

旧客で適当にくつろいでいたら向かいの席を予約した方がいらっしゃいました。カップルでしたクソボケ。

気を取り直して出発です。駅だけではなく沿線でも多くの人が手を振っていました。高崎近辺みたいな都市圏では蒸気機関車の吐く煙や騒音が迷惑になっているもんだと思っていました。運行に当たって沿線民全員と合意形成ができたのだろうとは思いませんが、案外受け入れられているみたいですね。

新前橋で両毛線と別れます。いい煙の吐きっぷりですね。

渋川です。ここでは機関車の点検作業を行うので20分ほど停車時間がありました。写真撮影タイムです。

流石SL、非オタもいっぱい乗ってますね。Chu!キモオタでごめん♡

のんびりとした田舎の駅って感じです。上越線はここまでは定期で上野からの電車が来ます*3

ぼちぼち発車します。

利根川第一橋梁を渡りずんずん進みます。東北本線は栗橋で利根川を渡りますが、高崎・上越線は渋川まで渡らないんですね。

なんか週末パスにも押してもらいました。

ようやく検札が来ました。遅くない?

津久田から先はトンネルが登場するので、窓を開け閉めしながら進むことになります。まあ私はずっと窓を閉めっぱにしていたので関係ないです。直角の椅子に座り、予告なく入るトンネルの度に窓を開け閉めして、昔の旅行も大変ですね。

さて、そんな直角の椅子は窓と違って対策のしようがありません。疲れてきたらその都度体勢を変えなきゃやってられません。

というわけで隣の車両のラウンジでシンカンセンスゴイカタイアイスを買ってきました。前に岡山から名古屋まで新幹線に乗った際は買えなかったので、車販見つけたときはテンション上がりました。

素晴らしいカチカチ具合。

ラベンダーで有名な玉原高原*4の玄関の沼田駅です。

戦国後期には真田氏が上野沼田氏を滅ぼして沼田を手に入れたため真田の里と自称しているようです。どうせ真田丸から始まったPRなんでしょうが、真田はよそからやってきてご先祖様をブッ殺した外様なのにええんかそれで...

そして水上に到着します。水上温泉に近いのはこちらですが、みなかみ町の中心地や猿ヶ京温泉に近いのは後閑駅です。

水上駅に着くと、この列車の後ろに四季島が走っているという情報をキャッチ。せっかくなので蒸気機関車と並びを撮影しました。

大粒の雨に見舞われましたがなんとか撮れました。贅沢な並びですよね。まさかのサプライズで水上駅は大盛り上がり。

適当に駅周辺をぶらぶらしたり、写真を撮ったり、軽くお昼を食べたりして時間を潰しました。

谷川岳も買いました。

お次の電車はこちら。長岡行きで越後湯沢を目指します。久々のモグラ区間です。最近は新幹線で谷川岳を超えるパターンが多かったので、かれこれ5年ぶりくらいじゃないかな。

谷川岳地下圏外

湯檜曽の手前から土樽までは全く電波が入りませんでした。大自然にはやっぱり勝てませんね。

土樽駅です。雰囲気は好きなので一度降りてみたいのですが、電車の本数的にうっかり降りたら後悔するので結局毎回通過するだけして終わっています。土樽の「土」は「硝石」を指し、「樽」は「滝」に通じているようで、「燃えやすい土のある滝」という意味の地名だそうです。静岡県河津町河津七滝は「かわづななだる」と読むので比較的結び付きやすいですね。

すすきの色めく上越線を進みます。

湯沢のホテル街が見えてきました。なんかホテル街って書くと語弊がありますが、他に言い方が思い浮かびませんでした。かなしいね。

湯沢では新幹線に乗り継ぐのですが、少々時間が合ったのでぽんしゅ館へ。

俺も飲みたかったなぁ。。。

友達に「地酒をお土産に買って来てくれ」と頼まれていたので、個人的に新潟地酒で一番名前がかっこいいとされる「天神囃子」をチョイス。特別純米酒なので、米の味わいが楽しめる一本となっているはずです。

にしても日本酒の名前ってなんでこんなにかっこいいんでしょうかね。まじで必殺技で酒の名前叫んでもそれっぽくなるよね。「陸奥八仙*5」とか「鬼剣舞*6」とか「伯楽星*7」とか「月弓*8」とか「王紋*9」とか「神雷*10」とかね。「北上夜曲 鬼剣舞」とかもう違和感なく強そう。マンガに紛れ込んでも気づかないでしょ。

さて、無事天神囃子を購入したので新幹線でさっさと新潟に出向きます。

すごいどうでもいいけどモンエナの新フレーバー。

前にも書きましたが、シーズンオフの上越新幹線の物悲しさは半端じゃありません。かなり寂しい思いを抱きつつ進みます。

折り返しは阪神関係なさそうなとき号でした。

新潟に着きました。水上出発時点で昼過ぎだったのでついたら15:00を回っていましたね。まあ今回は新潟市内にそんなにたくさん用事があるわけでもないので問題ないです。だって行きたい場所はビックカメラなので。

5周年のパネルが出ていました。私は2月に既に5周年記念は履修済みなのでハロウィン名刺だけ頂いて帰ります。

にいがたたんのお店では地酒も調達しました。甘雨です。

ちなみに原神は関係ありません。本当は豊栄駅の近くの酒蔵で買おうと思っていたのですが、時間が時間なのでビック酒販を覗いたら置いてあったので即購入しました。まあ目的の物だったのでよかったです。棚ぼたってやつですね。

やることも無いので予定より遅い電車ですがとりあえず豊栄に行きます。

東新潟です。虹が出ていました。人生で何回も見たことがありますが、旅先で虹を見るとその感動もひとしおですね。

豊栄に着きました。着いた瞬間雨が降り出してしまいましたが、この際気にしたら負けです。まあしょうがないので駅の周りをウロチョロするので留めておきますが...

前言撤回。駅舎から出るのを諦めます。雨もそうですが、風が強くて堪ったもんじゃありません。

通り雨でよかったです。

晴れてきました。駅舎の写真を撮りに行きます。

規模的にはうちの最寄りと大差ないですが、こちらは2面3線で折り返し列車があり、かつみどりの窓口も生き残っているので残念ながら日進の負けです。

旅先でふと見上げた時の空が好きです。土地的には遠くに来てしまいましたが、地元にも同じ空が広がっているんだなぁと思うと感慨深いんですよね。なんだろう、とにかく好きです。

すっかり雨も上がりました。このタイミングで帰りの電車が来るので帰ります。

新潟行きです。

一直線が気持ちいいですね。手元に地図がある人は参照していただきたいんですけど、白新線は結構直線的な線形をしているので、短編成の列車が行きかう路線ではありますが、さすが特急街道というところを見せてくれます。

新崎からは複線区間に入ります。と言っても阿賀野川渡って3駅で新潟なのでそんなに長い複線区間でもありません。

新潟まで帰ってきました。私も頑張って帰ります。

まずは馬下行きで亀田へ。理由は特に無いです。

久々の気動車でした。学生が多かったです。まあこれと言って語ることもないですが、この車両割とかっこいいので好きです、とだけ言っておきます。

亀田駅です。所在地は江南です。韓国ですね。パスポート無いけど入国できてしまいました()

快速長岡行きです。停車駅は新津 矢代田 加茂 東三条 三条 見附 長岡です。特急に矢代田と三条を足しただけの停車駅ですね。めっちゃ早かったです。車窓は何にも映りませんでしたが、たまに見える明かりがひゅんひゅん飛び去っていくのは見ていて気持ちよかったです。

ここで爆誕したてほやほやたかつきたんからフォロバが来ました。おっとり系のまろ眉がキュートなビッカメ娘です。

上越線に乗り換えて浦佐を目指します。

「ぢ」がつく駅も珍しいですよね。ここ以外で私がぱっと思いつくのは「三軒茶屋」「お花茶屋」「恩智」「あかぢ」くらいです。「落ち谷」の転訛で「小千谷」になったそうで、「ぢ」が残ったそうです。

南魚沼市浦佐駅です。田中角栄の請願で新幹線が通った駅です。いうて小千谷と小出のちょうど中間なので駅を置く分にはまあありなんじゃないでしょうか。問題は浦佐が寂れまくっていることですかね。

まっくらですが浦佐駅です。まじで人っ子一人いません。

マジで誰もいません。ちょっと怖いです。

風情があっていいですね~とは言い難いです。昭和に取り残された感が強いです。すごく独特な雰囲気ですね。

一応都市としての機能は揃っていますが、再三ですが人がいないので遺産に入ったみたいです。

じきに乗車予定の新幹線が来るので改札入ります。ガラッガラです。結局浦佐駅では3人しか人を見かけませんでした。ちなみにうち一人は駅員さんです。

何で画像が小っちゃくなっちゃうのかわかりませんが、無理矢理引き伸ばしてガビガビにして乗車します。各駅停車タイプのときです。充電ぶっ刺して寝てました。

新潟2群馬1

収穫です。後日天神囃子は富山の地酒「立山」とトレードしました。大学で地酒トレードするのはなかなか頭がおかしいような気がしますが、酒カス大学おでかけ学部はこんなもんがお似合いでしょう。

という訳でまず新潟でした。翌日はひっさびさに仙台に行ったのでその記事も早いうちに書きたいですね。それではまた次回もお付き合いのほどよろしくお願いします!ありがとうございました。

*1:高崎駅西側の店が並ぶ一角。

*2:なお高経にはしっかり落とされました☆

*3:特急水上が臨時に格下げされてから10年以上経つらしくてビビっています。嘘だよな。

*4:「たんばらこうげん」。高崎線の臨時列車「たんばらラベンダー号」のたんばらです。

*5:青森県 八戸酒造

*6:岩手県 喜久盛酒造

*7:宮城県 新澤酒造店

*8:福島県 名倉山酒造

*9:新潟県 王紋酒造

*10:広島県 三輪酒造